リスクリワードレシオを考察した天底を狙ったエントリー方法その1

トレード手法

リスクリワードレシオを考察したエントリーをしたい。

だから僕は、リスクリワードを取り入れた最適なトレード局面を待ちエントリーする。

これは僕の基本的なトレードスタイルだ。

リスクリワードって何?計算方法について知りたいならこちらで解説している。

【FXのリスクリワードって何?計算方法とトレードでの勝ち方を考察】

リスクリワードレシオを意識しないと、いくら勝率が上がっていようと、一回の負けで資金を大きく失うことがある。

トレードは、高所で命綱なしで綱渡りをしているわかではないのだ。

リスクを抑え安全に実践していくことこそ原点だ。

だからこそ、リスクリワードを考えてトレードしなくてはいけないと心に誓った。

リスクリワードこそが、エントリーの判断基準を教えてくれているといっても過言ではないのだ。

今回は、リスクリワードを考察したエントリーについて考察してみたいと思う。

今回僕が選んだ銘柄は、この通貨。

AUDUSD(豪ドル/ドル)1時間足だ。

この局面でまず考えるのは、画像下のピンク色①②の0.76199という値段がどういう値段なのかということだ。

この値段は、3月5に安値を抑えた後上昇した局面だが、0.76199は安値に2回目のトライをしている局面でもある。

そんな中、いったん上昇した足はこの安値まで戻りダブルボトムを形成した。

ここで考えたいのは、売りエントリーする思考なのか、それとも買いエイトリーする思考、どっちなのかということだ。

初心者の頃、こういった局面では、もっと下がるだろうと鼻息をムンムンにして画面を見ていた。

ロウソク足が下がれば下がるほど、もっと下がる乗り遅れる、早く売りエントリーしたい。

そう感じてしかたなかった局面である。

簡単にいうと、ダブルボトムを下に抜けるか、それともダブルボトムを抜けずに再度上昇していくかという分かれ目にきている局面だけに、一瞬先の未来を感じ取ってみたい、そういった局面なのだ。

僕の手法は天井と底でとる手法なので一瞬先は油断できない、だからこそ今回も、真面目に考察していきたい。

僕は根がそんなに真面目ではないし、いい加減さをもっているからなおさら気を引き締めなければ、簡単に相場にふき飛ばされてしまう。

『この記事で読めること』

①ダブルボトム後の判断
②リスクリワードの判断
③トリプルトップ後の判断
④損切りと利確
⑤天井と底だと判断できる局面を狙うということ

もくじ

①ダブルボトム後の判断

一番底になったダブルボトム。

この付近でトレード思考の準備にとりかかる。

底だと意識するのはまだ早いが、ここでとりあえず下げが止まるかどうかを判断していく。

僕の手法は天井と底を狙いうちする手法だ。

だからこそダブルボトムも狙う、押し目底と判断できるまでは詳細な判断基準をもっているが、

判断が上目線ならエントリーする局面だ。

なぜなら、ここでエントリーするからこそリスクリワードを守ることになる。

リスクが少なくてすむ場所なのだ。

その判断基準として画像①がある。

①ではいったん止まって上昇した場所。

つまり、強い買い派が買った場所という確認ができる。

いったん止まって上昇した。

この足跡をみてどう捉えるべきなのかが見えてくる。

もちろん再度上昇することはないかもしれない。

だが、判断の基準がなければ、相場など恐ろしくてできない。

一定の判断基準をもうけ、そこからその判断基準が50パーセント以上の確率なのかを模索していく。

画像ピンク①の値段を画像②がタッチしたかしてないかのところで一旦数ピップス上がっている局面だ。

ここで考えられるのは、買い派が大きく出てくるのかということ。

買い派が強く出てこないなら、ロングはしないし、エントリーの方向性をいったんリセットする。

つまり、買いで上昇する強さがなければこの局面のロングはやめたほうが良いことになる。

リスクリワード的には買いを検討したいが、相場が違うならエントリーするべきではないというのが僕のルール。

一般的にリスクリワードレシオを意識するトレードはもちろん正しいと感じているが、

相場の雰囲気が、リスクリワードで行える環境にならないことも多い。

そんな中、最適なエントリー場所をみつけているのだ。

そこで僕が意識し、判断していくポイントはなにか?

といえば、画像③の0.76915付近の値段である。

この値段は、①まで下がる基準として意識していた値段だった。

③でいったん止まって上昇したが、結局③を抜き①まで下がったのだ。

だからこそ、下がった今でもこの③を意識する。

③という値段は、とりあえずの判断基準になる。

ここまで上昇できるのか、ここまで上昇しないのか、それによってこの局面の相場の方向性がどういうパターンなのかを自分なりに区別することができる。

この区別ができるのとできないのでは、相場観がまったく変わってしまう。

③まで戻るか戻らないのかの違いで僕は判断基準を図っているのだ。

ダブルトップ後の判断で更に下がるのならこの値段が底ではないと判断できる。

どれだけピップス数が小さくてもダブルトップになった基準の線より少しでも下抜けたなら、ここは底ではないといったん判断する。

いったん思考をリセットする。

思考をリセットするバイアスをかけない。

常に意識を水平に保つことで、相場に対してバイアスをかけないようにする。

②リスクリワードの判断

僕の手法では、リスクリワードの判断を、

・水平線
・単純移動平均線
・ボリンジャーバンド
・ライン

で行う。

それぞれをすべて使うこともあるし、使わないこともある。

というのも、相場環境を示すチャートの状況によってすべて違うからだ。

水平線が必要な形もあれば、ラインが必要な形という場面もあるし、移動平均線が必要な形もある。

僕の手法では、チャートが示すその形に順応したテクニカルや線を使うようにしている。

絶対にこの線が必要なのか?

絶対にこの移動平均線が必要なのか?

絶対にボリンジャーバンドが必要なのか?

そう考察してみたところで、チャートが示す形を形成したとき、

自然と使いたいものを使うようになった気がしている。

その局面のある形に合う手法というのが僕の中には存在している。

今回のAUDUSD(豪ドル/ドル)1時間足の局面から、底からとるエントリーを狙った手法を述べているが、

底からとるエントリーで大切なのが、今までも何度も述べてきたリスクリワードだ。

リスクリワードの判断基準のための水平線や移動平均線やボリンジャーバンドやラインなのである。

それぞれ、そのときの状態を判断できる最適なものであるが、僕はテクニカル要素だけで判断しないときもある。たった1つのヒゲだけで判断することもあるのだ。

その場面によって、最適な判断材料をただ好みで使っているだけ。

ぜったいにテクニカルを使わなければならないといったこともない。

自分を信じ、自分がその日必要だと感じる手法を信じるだけである。

そのなかでも、今回のような局面で、僕がリスクリワードをどう判断していくのか述べてみたい。

「リスクリワードを簡単にいうなら、リスクが少ないところでエントリーするということだ。」

僕は、エントリーと同時に、リスクが少ない場所を選んでエントリーしていることになる。

今からそれについて述べていくが、リスクの場所はどこにあるのかということを重点的に述べていく。

リスクを知らせてくれるものはチャートであるが、本来、リスクリワードを取り入れた手法まではチャートは教えてくれない。

それぞれのトレーダーが、それぞれのリスクリワードを取り入れてエントリーしているのはトレードの醍醐味だと感じているが、リスクリワードを決めるにはどうしたら良いのか悩むところだろう。

リスクリワードといったところで、常に上げ下げしている相場で、リスクリワードを行うことができる最適な場所は存在しているのか実際に僕も悩んだ時期があった。

ただ言えることは、自分で決めたルールを守るということ。

そのルールを僕は信用し、もし違ってもルールのせいにはしないようにしている。

さて、この局面でいうなら、ロング(買い)のリスクリワードは①②で値段が抑えられたところにある。

①で下げ止まったという事実。さらに②で下げ止まったという事実。この2点を信用することが挙げられる。

2度下がらなかったという事実が、リスクを軽くしてくれる部分だと僕は決めている。

もし3度さがらなかったら、リスクはさらなる確率で軽減していくことになるが、

ここでリスクが軽減できると感じたなら僕は10ピップス下に損切りを置きロング(買い)エントリーをする。

実際にロングで利食いできたのだが、今回述べたいのはリスクリワードの基準をどうするのかということだ。

何を基準にリスクリワードをとるのかということである。

リスク1:3とするなら、リスク1で損切りするべき部分は、①と②で下げ止まった値段0.76199の水平線である。

ここで下げ止まりをするであろう確率があるのである。

それは、何度も下げ止まっているという事実から根拠となる。

もちろん、相場には絶対はない。

急激に下げることも否定できない。

もちろん良くあることだ。

だが、そんなリスクだらけのなか、唯一リスクを減らしてトレードできるのが①②で下げ止まった場所だと判断できる。

ただし、ここを下がるようなら損切りを早くしたほうが良いとわかって判断している。

下がれば一気に下る局面であることには違いはない値段(水平線)だからだ。

では、僕が売りエントリーするならリスクリワードを抑えてどこでエントリーするのかというと、

画像ピンクの③の水平線ラインである。

この局面では、まだ、売り買いの大きな勝負がついていない局面だけに、下がる確率もある。

僕の手法は基本、天井と底でとる手法だが、ここで売りをすることもなくはない。

売りをするなら、基本は短期ですることになるが、動くようなら長くもつ。

とれるようならとるのが僕のスタイルだからだ。

相場のトレンドがさらに下げに変わることもある。

とするなら戻り売りを意識したエントリーをすることにしている。

戻り売りを意識したリスクリワードを取り入れた値段はどこなのかとなるなら③の節目と後もう一つ、1200移動平均線である。

線の大きな移動平均線を表示させているが、値段から一番近い移動平均線をみれば、今相場のどこにいるのかが見えてくる。

小さな移動平均線が上にいるなか、大きな移動平均線をグンと下降した局面であることがわかる。

今回、僕が判断基準として大注目しているのは、この1200本の移動平均線を超えるか超えないかである。

これだけ大きな線を超えるとなると認識も変わってくると思うのだが、それだけ重要視している強い戻り売りゾーンだと考える。

したがって、損切りラインをこの1200移動平均線の10ピップス上に置く。

そうすれば、少ないピップス数でエントリーをすることができ、同時に、この線で反転する確率を意識したトレードスタイルになる。

これで成功してもしなくても、自分のルールどうりにトレードを行ったという事実がある。

だから、僕は失敗しても、ルールどうりのトレードができたことこそ成功なのである。

売りと買い、その動向に注目していきたいのが画像ピンクの下げトレンドラインを抜けるかどうか?

そして、買いと売りのエントリーをポイントである節目の値段までくることはあるのか?

次はどちらに向かっていくのか?

その動向に注目していきたい。

③ダブルボトム後の判断

さて、ダブルボトム後の判断をこれからしていこうと感じている。

ダブルボトムとは底値を2回形成した形をいう。

下の画像でいうなら、ピンク色の①と②の部分だ。

まずは、ダブルボトムになった後、どう判断していったのかを復習したいと思う。

ダブルボトムになった時点では、まだ上がるのか下がるのかはわからない。

よくやってしまうのが、トレードが早すぎる場合である。

昔は第一波動で追っかけでエントリーすることがよくあった。

ついついロウソク足の動きについていきたくなるエントリーをしてしまう。

人間の目というものは、やはり今の動きについつられてしまう。

例えば、エントリーする前は、エントリー後に大きく逆行していくことはわからない。

それは、エントリー後の未来だからだ。

だからエントリーする前というのは、今ある現実しかみれない。

例えばローソク足が下げているのなら、見た目が下がりそうと感じ売りエントリーしてしまう。

しかしながらエントリーしたその何分か後に下がっていたローソク足が突然上がりだすという現象がおこる。

ダブルボトムになった後、僕は追っかけ売りをしないようにしている。

下がっているからまだ下がるだろうという考えはやめたほうが良いと自分に言い聞かせている。

ロウソク足の動きは考えないのだ。

また、ダブルボトムになったからといって上昇するとはかぎらない、

ダブルボトムになった後にトレード準備にかかるのだ。

ダブルボトム完成まで待てずに少しのピップスを狙うことを昔はよくしていた。

だがそういうときに限って逆行することもよくあるのだ。

だから僕は、エントリーした後逆行するのがいやだから判断基準のルールを作った。

【どこまで待つか決める】

相場の中すべてをエントリーすることはできない。

自分の好きな、または得意な局面がでるまで待つのが理想だ。

僕は天井と底でエントリーする局面が好きなので、その局面までなるべく待つようにしている。

つまり、最高値や最安値になるような局面、基本はダブルトップ、ダブルボトムになる局面が僕の狙うべき場所になる。

はらみの中でエントリーすることは避ける。

相場観と時間足によるが、はらみ足の中ような、どっちにいくかわからない場所でのエントリーは絶対にやらないと決めている。

④損切りと利確

損切りと利確をトレードエントリー前に決めておくことが理想的なトレードになる。

リスクリワードを考慮したトレードならだいたい1:3が理想的な数字だ。

リスク1に対してリワード(報酬)3でトレードできればそのトレードは成功できたといえる。

なぜなら、リスクよりリワードが高いトレードでないと成功したとはいえない。

1回のトレードでリスクを少なく、リワードを多くすることによって、最終的に利益が多くなるわけなのだ。

そのためには、少ないピップスで損切りする必要がある、そして損切り幅の3倍の利益率を狙うことでトータルピップス数が多くなる。

リスクリワード率を意識することで、

損切りと利確のバランスをうまくとることができるようになる。

リスクリワードは、自分にとって最適な損切り幅と利確の幅を調整するためにある。

損切りが少なく、利確が多ければ良いというわけではない。

なぜなら、利確を多く設定しても、そんなに数多く利確がとれる相場はあまりないと思う。

最近の相場では、1日にせいぜい100ピップスが限度だと感じている。

1回のトレードで100ピップスを狙うなら、僕のリスクリワードは1:10ほどになってくる。

そうなると利益を多くのばすことが目標になってくるが、10倍の利益率では達成するのが難しくなってくる。

一日に100ピップスほどとれることは毎日はないと感じているので、

1回のトレードで、損1に対し、利益率3倍ほどが理想的だといえる。

⑤天井と底だと判断できる局面を狙うということ

僕の基本的なエントリー方法は、天井だと感じたところで売りエントリー、
底だと感じたところで買いエントリーだ。

なぜそうするかというと、勝てる確率が多い場所だからだ。

どのような足でも良いが、足が大きくなってくると、その足の中で日々トレードすることになってくる。

つまり、トレーダーたちは、日々大きな時間軸の足のはらみ線の中でエントリーしている。

その中でも、大きなはらみ足でも小さなはらみ足でも、常にはらみの中でトレードをおこなっていることも多くなってくるが、その中でも、重要な水平線の上下でトレードしたほうが、勝率が高い。

重要な線というのは、一番高い場所や、一番安い場所にできやすい。

だからこそ、その日にできる数少ない天井か底ともう一つ、重要な線を狙う。

そこが節目となる水平線になることも多いからだ。

1日の中で特に注目される、または、意識されている水平線を焦点においたトレードを行うことで、

買いと売りの分かれ目がわかりやすい局面でのトレードが可能になるからだ。

相場に絶対はない。

だからこそ、少しでも負けない局面を探しみつけ、トレードすることが僕のルールだ。

そのためには、相場カンとチャートの見かた、そして、強い相場の中にいる強い相場のドンはどこにいるのかを見極め、強いボスの最高級クラスのラスボスが登場したなら、黙って後ろをついていくべきだし、ついていくことで、自分が弱くても強い買い派と売り派が守ってくれる。

強いお方についていく。

この信念は相場で生き残っていきたいなら必ず必要な思考だ。

学生時代を思い出してみるとなんとなくわかる。

どんなに偉そうにふるまっている怖そうなヤンキー先輩でも、

その先輩より強いヤンキー先輩が登場したなら、その偉そうにふるまっている先輩が一瞬でおとなしくなる。

さらに、おとなしくなった先輩より強い先輩より、またさらに強い先輩が出現したなら

どの先輩も体を震わせながら土下座してちびりながら逃げ出してしまう。

さらに、そのボスキャラよりさらに強くて偉いボスキャラもいることだろう。

そのまた上も、それよりもまたすごいボスキャラも多くいるだろう。

とにかくできることは、その日で一番偉いボスキャラが選んだ方向に行くこと、とにかくついていくことだけなのである。

アホらしいだろうが、この鉄則を守っていれば、大きなダメージをなるべく避けることができる。

相場は波である、波と波の戦いでもある。

どちらかが勝利したなら、勝利しそうな、勝利した波に、ついていくことしか僕のような凡人にはできない。

今回の局面では、底から上昇していく足を狙ったトレード。

リスクリワードを活用しながら、損切りと利確を想定し実践的にトレードエントリーした局面である。

結果、運良く利確目標地点である画像ピンク③の水平線まで到達してくれた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました