FXチャートパターン完全解説【レンジ】相場

トレード手法

FX投資でよくあるレンジ相場で勝率を上げるパターンもいくつかある。

FXのレンジ相場とは、一定の値幅で推移が続くような相場をいう。

つまり、一定内の値幅で値段が上がったり下がったりすることをいうのだ。

レンジ相場が続くと上値が重くなり、下値も底が強くなり再度上昇する。

レンジといってもいずれはどちらかに動くのだが、それはいつブレイクするのかわからない。

たまりにたまった買いエネルギーと売りエネルギーがブレイクによって放出されたとき、

大きく動く相場になりやすい。

レンジ相場=「ボックス相場」ともいう。

レンジ相場になる理由は2つある。

①トレンド相場の中
②天井と底

①トレンド相場の中

トレンドの中でレンジになると、その後にブレイクアウトする可能性がある。

相場のトレンドは、常に一方方向に動くのではなく、途中で必ずレンジを形成するのだ。

どちらかにブレイクするにしても、いったんレンジが形成されることがよくあるのが相場の世界である。

レンジ後は再度トレンド方向に向かうことも多い。

②天井と底

相場では新値をつける天井と底がある。

新しい値段に到達したなら、それ以上あがるのか、またはそれ以上下がるのか、といった場面でいったん落ち着くことがある。

そこでいったん、レンジ局面になったりすることがよくある。

レンジは天井付近と底の部分に出やすいのも特徴だ。

レンジ後は、トレンドが大きく反転することもある。

さて、今回はレンジ相場で勝率を上げるパターンを考察しようと思う。

今回の相場はAUD/USD(豪ドルドル)。

1時間足で下げ止まった後、レンジに以降している調整局面。

この局面のレンジでエントリーした。

僕の手法では、レンジで勝つ手法もいくつかある。

その1つであるこの手法は、僕の負けの中で生まれた。

レンジに踊らされ負けを何度も経験してきたからこそ、この手法が生まれたのだ。

相場はトレンドに乗ったトレードが基本だけに、レンジ相場となると損切り貧乏になってしまうことも多い。

だからこそ、損切り貧乏にならない値段で負けないエントリーをすることが重要になってくる。

手法の内容は、レンジの天井付近で売りエントリーすること、レンジの底値付近で買いエントリーをすることだ。

それならリスクリワードも万全の体制でトレードできる。

レンジで勝負するのが嫌いなトレーダーも多いだろう。

なぜなら、レンジはなかなか予想しづらいというのが欠点だと感じている。

しかしながら、僕はその欠点をプラスの変えてトレードしているのだ。

トレンドがないからこそ、トレンドがなくても勝てる手法が優位性をもつこともあるのだ。

今回はAUD/USD(豪ドルドル)が少しレンジになっていたのでチャンスと捉えエントリーしたのだが、エントリーしたのは、1時間足レンジの天井付近ピンクの④を確認後、画像黄色の↓部分を5分足で売りエントリーをした。

AUD/USD(豪ドルドル)は、0.80074付近から下落し、一旦上に上昇したものの、
0.78406付近で再度戻り売りされ下降している局面にある。

底値の0.76199付近で画像①②でダブルボトムを形成。

そこから0.77269付近で上げ止まりの顔をみせた。

だから僕はここをチャンスと捉えエントリーしたのである。

その理由を簡単に説明しながら、今回の僕のトレードを復習したいと思う。

今回ターゲットにした値段(ピップス)の幅は0.7619付近から上昇し、0.77269付近で上げ止まったおよそ107ピップス。

うまくとれたら良いが、もちろん途中でなにがおこるかわからないのが相場だ。

しかしながら、今回は目標がめいかくにあるのを理由に2回下げどまった0.7619付近を利食い目標にする。

レンジになった相場というのは、2度あることは3度あるというのが僕の思考だ。

2回あることは3回あるとみてエントリーしたのがこのレンジ相場なのだ。

それはなぜかというのを少し復習してみたい。

画面ピンク色の①で上昇し、③で一旦止まった。

③で上げ止まり今度は②で下げ止まったのだ。

ここでエントリーした理由を復習すると、

③で上げ止まった部分には、重要な節目の水平線がある。

その線というのが、⑤で下げ止まっている部分だ。

ここは、強い押し目が入り下げ止まった場所。

ここを僕は重要視していた。

そしてその部分辺りにある白い移動平均線が1200本の単純移動平均線だ。

この移動平均線をみてわかると思うが、この線まで③と④は届かずに0.77269付近で上昇が抑えられたのだ。

となると、下げトレンドは今も継続中とみていた。

なら、そこで売りエントリーをしかけるのも悪くないと感じていた。

①②③④でレンジ形成しそうなうえ、単純移動平均線もささえているのが確認できた。

1時間の1200本線といえば長い期間上昇トレンドを継続させてきた重要な線と捉えているが、

その線を今回下に抜けているのだ。

だから一旦下げ止まりレンジになっているのだと感じているが、

こういうレンジは相場の中でよくおこるのだ。

そこでどうするかということで、思考の整理ができた後、④で売りエントリーをした。

④の場面で、もちろん上昇することもある。

だが底値で二回ダブルボトム形成、上値で二回ダブルトップ形成したという事実から、
レンジ相場に突入するのでは?と捉えたのである。

そして、上値が支えられている確かな強さが確認できるのが、ことの発端となっている「強者X」

の存在である。

強者Xとはなにかというと、僕が勝手につけた名前だが、強者Xの存在があることで画像③と④は上昇せずに上げ止まったといえる。

強者Xを含めるとなんと、③回上げ止まったといえるのだ。

僕は今まで何度も3回の重要性を述べているのだが、

3回という数字は強さを図るうえで重要な数字である。

相場の世界では、3回までその値段に行くことがよくある。

1回目で新しい値段に到達し、2回目でその値段まで戻る、3回目でその値段を超えるか超えないか決断がでやすい。
もちろん4回目や5回目までその値段に挑む相場もあるのだが、

何回挑む値段なのかを重要視し、3回挑んだ値段であるのなら、そろそろ決着がついたのではないかと思考できる。

FXのトレンドでは一旦レンジ相場になることがよくある。

だからこそ、こういったレンジ手法を行い、トレンドがない相場を立ち回れる。

しかしながら、気をつけたいことがいくつかある。

①レンジがブレイクする
②損切り貧乏になる
③相場の方向に迷う

①レンジがブレイクする

レンジというのは、買い派と売り派の攻防でおこることがよくある。

値動きがそれ以上それ以下に動かないことだ。

だから行ったり来たりのエアホッケーゲームやピンボールゲームのような展開になる。

結局どっちなんだ?

と首をかしげたくなるものだが、結局そんなレンジもいつかはブレイクする。

もしブレイクしたなら、その局面は特に気をつけたい。

ブレイクすると、たまりにたまった注文の損切りが一気におこることになる。

そうなると、当然大きく動くのだが、そのような重大局面のなかで、
ポジションをマイナス方向にもっていると最悪の結果に巻き込まれてしまう。

レンジブレイクに巻き込まれてしまわないように気をつけたい。

②損切り貧乏になる

レンジでエントリーすると損切り貧乏になりやすいのも特徴だ。

だからこそ、レンジでエントリーすると負けてしまう。

僕の手法では、レンジでエントリーして損切り貧乏にならない。

なぜなら僕は、注目する足のはらみ足ではエントリーしないように心がけている。

はらみ足の中の中でエントリーしたくないのだ。

どちらにいくかわからない確率が低い中間では、確信がもてない。

例えば、大勢の人が歩く街中の状態を見渡せることができる最適な場所はどこにあるだろうか?

答えは街中の上にあるビルの屋上である。

ビルの建物の中では、街中の状態を詳しく見ることができにくい。

それは、視界が狭いからだ。

ビルの屋上なら360度さまざまな視界が視野に入ってくるので、辺りを詳しく見渡せることができるものだ。

つまり、中途半端な中の部分は、視界が狭まってしまいよく見えない。

もちろん僕の場合はそうなる。

だからこそ僕は損切りになる確率が低い場所を探しエントリーする。

今回のようなレンジ相場なら、レンジ相場の端の部分(高値安値)でエントリーする。

ピンボールのように、ボールが当たりボールが戻ってきて打つ最後の端の部分でとる。

僕はこの端の部分、勝率が高い場所を日々考察しているわけなのだ。

勝率100パーセント。

これが僕の目指すべきゴールである。

「結果」

1時間足のレンジ相場確定になるのではないかと感じていたが、

結局このトレードではレンジ相場完成にはならなかった。

しかしながら、レンジ相場を見据えたトレードエントリーは間違いにはならなかった。

レンジ確定予定の利食いポイントには到達しなかったのだが、しっかりと利食いを行えたことが成功である。

結果は画像黄色↑の下げ止まりをみせた部分で下げ止まった。

最安値まで下がればレンジ形成が完成し、利益ももっととれたが、

下げ止まりをみせた部分で損切りをおこなう。

今回はレンジ形成を見据えた勝率をあげるパターンの1つとしてトレード内容を考察してきたが、レンジ形成にならなかったことがいったん確定した。

相場なので、自分の思う相場にならないこともよくあるものだ。

だが、レンジ形成にならなかったことで、今度は上値試しの相場に方向が向かっているのではないかという事実が認識できる。

相場環境を認識するための考察でいえば、レンジ形成をしなかった後の相場展開がみえてくるはずだ。

これは、勝率を100パーセントにするための考察記録である。

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